知っておきたい病気について(胃・腸・メンタルヘルス)

胃の病気についてのおはなし

stomach胃の病気 胃は食べたものを消化する場所であるため、他の消化管と比べて、いろんな病気があります。 症状も痛み、もたれ、むかつき、空腹感がない、重い、食欲がないなど様々です。
病気も胃ガン、胃潰瘍、胃炎などとくに日本人には多くみられます。これらの疾患を早くみつけ、鑑別することが大切です。

胃・十二指腸潰瘍

以前から酸のないところに潰瘍はないといわれるように胃酸が潰瘍の成因に深く関与しています。
空腹時の痛みは十二指腸潰瘍が多いとか黒い便がつづけば潰瘍があることが多いです。最近ではヘリコバクターピロリ菌が潰瘍の再発の有無に関与することが知られています。
胃・十二指腸潰瘍で手術することは滅多になくなりましたが深い潰瘍を放置すると穴があいたり、変形したり、貧血がひどくなったりします。やはり、内視鏡で観察し、ヘリコバクターピロリ菌のチェックや潰瘍の程度の把握が必要です。

胃がん

早期胃ガンは無症状で検診や、偶然に見つかる場合が多く、内視鏡治療や縮小手術があります。
進行胃ガンは体重減少、食欲不振などさまざまな症状があり、広範な手術、抗癌剤その他の治療が必要になります。
胃ガンはいろんな顔つきの組織があり、進行の早いものから、遅いもの、さまざまです。必ずしも若いから、進むのが早いとか高齢だから遅いというわけでもありません。
現在のところ内視鏡で診断し、(組織を調べて)進行度を把握してどういった治療が適切かどうかを早く決定するかが大切です。

腸の病気についてのおはなし

◎ 小腸

胃と大腸の間に位置し6m~8mの長さの臓器で胃液といっしょにどろどろになった食物を消化吸収するところです。
小腸はいつも動いており、物が停滞しないため、大きな病気はあまりないといわれています。しかし、若い人には腹痛、下血や下痢などを症状とするクローン氏病やお腹の手術をしたあとにみられる腸閉塞などは小腸の病気として知られています。

◎ 大腸

大腸の病気は多く、便秘、下痢、腹痛、お腹がはった感じ、血便その他多くの症状がみられます。
大腸がん、憩室症、潰瘍性大腸炎、腸炎や過敏性大腸症候群など外科的処置が必要な疾患、長期におよぶ疾患、家庭での予防や食事指導が大切な疾患などさまざまです。
検診で便潜血反応が陽性であったりすると大腸の検査をした方がいいと考えます。大腸の検査はバリウムと内視鏡検査があり、ともに肛門から管を入れて検査しますが、便秘の方とそうでない方とは前処置は違います。

大腸がん

盲腸から始まって直腸までを大腸といい、ガンが出来た場所で直腸がんとかS状結腸がんとかいいます。
便がいちごジャムのようになったり、便が細くなったり、便が出にくくなってお腹がはってきたり、痔と思っていて、粘液状の便がでたりすれば大腸がんを強く疑います。
大腸がんの治療は手術療法が中心ですが、最近では腹腔鏡を補助してできるだけ侵襲を少なくする手術も行われています。
直腸ガンに関しては肛門に近いと人工肛門となることもあります。また、大腸の大部分のポリープはガンになるといわれています。これは内視鏡で観察し、ポリープをとることができます。
症状があればあまり恥ずかしがらず、積極的に検査を受けることが必要です。

働く方々のメンタルヘルス

働く人々のストレスは?
こういう人が発症しやすい!
こういう徴候にご注意下さい。
上手なストレス解消法
最後に

働く人々のストレスは?

勤労者が抱える不安や悩みは、一人ひとり異なり、その原因(ストレス要因)は、年齢や性別、職業などによって多種多様といえます。
ストレス要因からの脱却がうまくいかないと、心身症、神経症、出社拒否症、うつ状態などメンタルヘルス不全症と総称される状態に進行することが多いのです。

こういう人が発症しやすい!

個人的要因では、まじめで几帳面、責任感が強く完全主義、融通性に乏しい、熱中しやすいといったタイプの人たちが、昇進や抜擢、仕事の変化などの職場ストレスがらみからの発症が多いようで、「夜、寝付けない」「会社へ向かうと動悸や冷や汗が出る」などの出社拒否症に陥る方が増加しています。

こういう徴候にご注意下さい。

◎ サザエさんブルー

日曜日の夕方に放映される「サザエさん」をみて、落ち込んだ気分で笑えない状態をいいます。

◎ 朝刊症候群

毎朝きっちり朝刊を読んでいた人が、気力・気分が落ち込み、見出ししか頭に入らなくなります。さらに症状が進むと、新聞を読まなくなります。

◎ 帰宅恐怖症候群

家に帰りたくない、というよりは帰れない心理状態です。
家路につくと体調が悪くなったり、自宅にいると不眠やイライラに襲われます。ついには、ビジネスホテルに泊まったり、サウナで夜明かしなどの状態となります。
家庭を軽視してきた仕事人間には、家庭での居場所が無くなり、妻や子供とのかかわりがわずらわしくストレスになり、これに出世の遅れなどが加わると、ますます帰りたくなくなってくるのです。

上手なストレス解消法

ポイント(1): 「寝て、寝て、寝たおす!」

ストレス解消の原則は休養です。
体だけでなく、心の休養にも効果的なのが睡眠です。まず、ストレッチなどで心身をほぐし、次にぬるめお湯につかり心身をリラックスさせてから眠りについてみましょう。

ポイント(2): 「3つの世界をバランス良く保つ」

仕事の世界・家族や友人との世界・楽しみごとの世界の3つの世界があります。
ストレス解消には、この3つの世界のバランスを保つことが重要です。家族や友人との楽しい交わりがあるからこそ、仕事に力を発揮できます。

ポイント(3): 「マイペースで過ごす」

普段、組織などの流れにあわせながら仕事をしています。
起きたい時間に目覚め、読書する、居眠りする、テレビをみる。こんなマイペースの日をつくってみましょう。
とにかくマイペースに過ごすことが心の休息に最適で、心のエネルギーの充電にもなります。

ポイント(4): 「時の流れに身をまかせ」

頭で分かっていても気持ちがおさまらないことは誰にでもあります。
新しい脳(理性)と古い脳(感情)との葛藤です。古い脳を適度に開放しましょう。
感情問題は、時間が解決してくれるでしょう。

ポイント(5): 「リズムを整えた生活習慣」

毎日がマイペースでは、日常・社会生活は成り立ちませんので、ウィークデーは、乱れの無い生活習慣をつけることが肝要です。
朝食を抜いたり、イライラして喫煙や飲酒、夜更かしなどの生活の乱れは、メンタルヘルスの乱れに直結します。
ストレスを調節するホルモンのはたらきも日常生活のリズムに影響されますので、規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。

最後に

メンタルヘルスが乱れている人に良かれと思って「頑張って!」などの励ましの言葉は厳禁です。
もともと、まじめな人が頑張って頑張りすぎてダウンしてしまったところに、さらに鞭打つがごとく、頑張れといってはますます症状を悪化させてしまいます。
また、「なぜ、そんなことになったんだ」と原因や理由を問いただすことも禁句です。ダウンしてしまった人は、心の中では何度も何度も自問自答を繰り返し、そして混乱していますので、輪をかけるようなことはしてはいけません。
まず、ゆったりと心身ともに休養をとらせてあげることが最も大切です。