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<食道・胃・十二指腸内視鏡検査>
胃カメラが一般的ですが、正確には内視鏡検査といいます。というのも30年ほど前、初めて胃の中が観察された際、先端部にカメラがあったため、胃カメラと呼ばれたのです。 現在はファイバースコープと呼ばれ、ずいぶん細くなったり、治療用に改良されています。バリウムの検査と違って、胃の中を直接見るため、小さな病変やレントゲンでは抽出できないものが分かります。病巣部の組織を採取し良性悪性の診断や、ヘリコバクターピロリ菌の有無も判断できます。 しかし、以前この検査をしてげーげーした経験や、怖いという方も多いとは思いますが、十分、喉の麻酔や緊張を取る注射をすればずいぶん楽に検査できます。 上腹部の症状がある方は、一度はすべき検査です。
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<腹部超音波検査検査>
肝臓・胆嚢・腎臓・脾臓・膵臓などの病気や、お腹に水がたまったり、急性虫垂炎や子宮筋腫、卵巣嚢腫などの婦人科疾患や前立腺肥大など腹部の多くの疾患の情報が得られる検査です。 この検査は苦痛なくでき、外来には必要な検査のひとつになっています。とくに、胆石症の診断には超音波検査が一番正確です。ただ、すべてこの検査で診断できるというわけではなく、見にくい部分やガスの多い方には、CT検査や他の検査も必要になります。

生活習慣病

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<血糖・HbA1c分析装置>
糖尿病の診断に役立つ装置です。 血糖値とは血液中のブドウ糖濃度のことで、血糖値は高くても低くても身体に様々な不具合をもたらします。 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは赤血球の蛋白であるHb(ヘモグロビン)とブドウ糖が結合したもののことで、血糖値が高ければHbA1cも高くなり、血糖値が低ければHbA1cも低くなります。 血糖値は空腹時には低く、食後には高いのに対し、HbA1cは1~2ヶ月の平均値を測定するので測定時の食事の有無に関係なく、糖尿病の診断や治療中のコントロール状況に役立ちます。 いずれも微量採血での迅速検査のため、身体的・時間的負担も少なく安心して受けていただけます。
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<骨密度測定>
骨の中の成分を計測し、骨の強さを測定する検査で、骨がもろくなると骨折の危険性が上がるため骨折を予防する目的で実施します。 生活習慣、加齢、閉経時期などの原因で骨がもろくなりますので、特に40歳以上の女性は定期的な測定が望ましいとされています。 当院では、X線を使って、手の骨とアルミニウム板を同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることにより計測するMD法を採用しており、苦痛等もなく簡便に測定できます。

呼吸器疾患

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<自動血球数CRP測定装置>
赤血球、白血球、ヘモグロビンなどやCRPを同時に測定する器械です。 赤血球やヘモグロビンは貧血の有無の診断に役立ち、およそ1分で測定可能です。 白血球やCRPは肺炎や急性扁桃炎など発熱をきたす病気の炎症の程度や今後の状態の推移を観察する大切な検査の1つです。
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<レントゲン撮影(デジタル画像処理)>
検診で必須項目の一つで、肺炎、肺がん、肺結核、気胸、胸水などの胸部疾患のみならず、心臓拡大、気管の変位や肋骨、鎖骨などの疾患も簡便に診断できます。 当院ではデジタルX線画像診断システムにより、診断精度の向上をめざしています。
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<スパイロメーター(肺機能測定)>
慢性の肺疾患、すなわち、慢性気管支炎、気管支喘息、肺気腫などの肺活量や1秒量などを測定することにより、治療の選択を行います。 大きく息を吸ってフーとはく検査です。
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<パルスオキシメーター>
肺の中の酸素濃度がどのくらいあるかを調べる検査で、酸素療法、気管支喘息の治療効果を知る上で、簡便にできる検査です。

循環器疾患

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<心電計>
胸部の痛みや圧迫感などの診断に有用な検査で、不整脈、心筋梗塞、狭心症などの診断に用いられます。
<ホルター型心電計>
心臓は平均で1日に約10万回も動いているといわれ、その心臓の動いた回数や心電図波形を記録して診断するための検査で、24時間記録することにより、食事中、運動時、排便中、安静時など様々な条件でどのように心臓が動いているかを調べることができます。 主に、期外収縮や心房細動などの脈の乱れ、胸の痛みが出る狭心症、心臓の動く回数により徐脈や頻脈などを調べることができます。 当院では、日常生活への支障が少ない非常にコンパクトな設計で、また、防水加工により入浴時にも調べることができる機種を採用しております。
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<乳腺・甲状腺超音波検査>
乳癌や甲状腺腫瘍は外からわかる臓器であり、早期に発見できる疾患です。 本来、乳癌は自己検診が大切なのですが、しこりや乳汁異常分泌があれば、超音波検査が必要となります。5mm以上の腫瘍は診断可能です。 甲状腺疾患は、女性に比較的多くみられ、大きさの把握や腫瘍の発見に有用です。
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<赤外線レーザー療法>
正確には直線偏光近赤外線照射療法といって、腰痛、膝、首、肩の痛みに有用です。身体の奥の方の血流を改善することにより、循環動態がよくなります。 また、アトピー性皮膚炎にも有用という報告があり、当院でもしばしば、このような子どもさんの治療を行っています。
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<睡眠評価装置>
終夜睡眠ポリグラフィー検査と呼ばれ、睡眠時無呼吸症候群の診断を目的とした検査です。当院では携帯型による簡易検査となりますので、ご自宅で簡便に検査をすることができます。また、検査により睡眠時無呼吸症候群と診断された場合でも機器貸し出しによる在宅持続陽圧呼吸療法も実施しております。