消化器とは、生きていくうえで必要なエネルギーを得るため、食べた物を消化・吸収・排泄・代謝・貯留するための器官のことで、胃腸(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸など)から肝臓、胆嚢、膵臓などが該当します。
その消化器に病気がおきた場合に、薬物療法など手術によらない方法で診療をするのが消化器内科と分類されます。胃腸科との違いは、肝臓や胆嚢、膵臓などの臓器も診療の対象になることです。

主に内蔵、血液、神経などの疾患に対して行われる、手術などの外科的処置を行わない診療の総称を内科といいます。
現在の医療は細分化が進み専門性が高くなってきましたが、当院では、糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣病や呼吸器疾患、循環器疾患など、患者様が抱えている様々な問題を総合的に捉えて診療させていただきます。

病状にもよりますが、年齢という分類で考えると一般的には15歳までは小児科を受診することが望ましいとされています。
新生児から乳幼児、学童期、思春期など、時期によって特有のトラブルがあるため、当院では中学校卒業するくらいまでは、病気の傾向、成育歴やメンタルな部分も含め総合的に診察することを心がけております。

外傷(けが)・出血性の外傷、熱傷(やけど)など、表在性の傷病に対して診断治療を行います。また、粉瘤・脂肪腫など良性の腫瘤に対しても処置や手術を行います。
病状が重度の場合は緊急入院、手術ができる施設をご紹介いたします。

広い視野による一つの分野に限定されない総合的な診療で、調子を崩した方をまず診察し、精密検査や緊急処置の必要性を判断します。
皮膚のかゆみや発疹、四肢の打撲、排尿時の痛みや違和感、肛門の出血や腫れ、甲状腺疾患や更年期障害など、当院で治療が可能な場合は継続して治療にあたりますが、専門の診療科受診が必要と判断した場合は対応可能な施設をご紹介いたします。
通院困難な患者様のお宅へ医師が定期的に伺って診察する「訪問診療」や急な疾患により来院が困難な患者様のお宅へ伺って診察する「往診」、また、糖尿病の患者様がご自宅にてご自分でインスリンの自己注射を行なったりなど、在宅で行う医療行為のことを総称して在宅医療と呼ばれます。

    • 訪問診療

      医師が定期的・計画的な診療により、在宅患者様の病態管理を行います。当院では、在宅患者様の容態を考慮し、月に1回~4回程度の訪問診療を行っております。

    • 訪問看護

      看護師が定期的に治療計画へ基づき医療的な処置やケアを行います。

    • 在宅酸素療法

      疾患が原因で血中の酸素濃度が高く保てない患者様に対し、専用の装置を貸し出し在宅において酸素吸入を実施することで血中の酸素濃度を正常に保つことを目的としています。

    • 在宅自己注射指導管理

      糖尿病など、治療に特定の物質を持続的・長期的にわたり必要な患者様に対し、医師が適切な指導管理を行ったうえ、在宅において患者様自身が注射したり、血糖値を測定したりします。

    • 在宅持続陽圧呼吸療法

      睡眠時無呼吸症候群の患者様に対し、CPAPと呼ばれる専用の装置を貸し出して、寝ているあいだ空気を送り込むことで睡眠中の無呼吸を防ぐことを目的としています。

医療とは、身体に異常を感じてから医療機関で受ける検査や治療など、病気にかかってしまった方のためという一般的なイメージがあります。 当院では、
    • 生活習慣の見直しや改善により、健康的な生活の維持のお手伝いを致します
    • 定期健診やがん検診により、病気の早期発見や早期治療に取り組みます
    • 治療中の患者様が、悪化や合併症の発症等がないよう注意を払います
をコンセプトとした、健康維持、病気の予防、治療、病気の悪化予防と包括的に捉えた医療を心がけております。